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デジタルモードではどの電波形式が使える?

Q. デジタルモードではどの電波形式が使えますか?

A. 電信、電話以外の全ての電波形式が使えます。

第17回からの改正により、これまでの電信・電話に加え、新たにデジタルモードでの交信も有効となりました。
これは、アマチュア無線で許可されている交信を、コンテストで制限する必要はないと判断したために追加されたものです。
そのため、局免許で許可された電信・電話以外の全ての電波形式が使用できます。

具体的には、新電波形式で

X9A(最後の伝送情報の形式がAのもの) → 電信
X9E(最後の伝送情報の形式がEのもの) → 電話
それ以外 → デジタルモード

となります。

伝送情報の形式がA、E以外のものの中には、アナログのSSTV(F3F)やアナログのFAX(F3Cなど)といったアナログのものもあり、全てがデジタルではありませんが、昨今では電信・電話以外の通信としてはデジタルのものが主流となっていますので「デジタルモード」としています。
ですから、アナログのSSTVやFAXも「デジタルモード」として有効な交信となります。

逆に、デジタル音声のF1Eなど、変調の形式がデジタルの通信であっても伝送情報の形式が音声によるものは「デジタルモード」ではなく「電話」となります。

例外として、D-STARの音声通信はF7Wとなりますが、音声によりコールサイン、コンテストナンバーを交換した場合は「デジタルモード」ではなく「電話」となります。

例:
A局(県内局)と、同一バンドで電信(A1A)、電話(J3E)、RTTY(G1B)、パケット(F1D)で交信した。
電信(A1A)で5点
電話(J3E)で5点
RTTY(G1B)で5点
パケット(F1D)はRTTYと同じデジタルモードなのでDupとなり0点
で、得点は計15点となります。

マルチは電波形式によらずバンドごとですから、複数の電波形式で交信しても同一バンドでは1です。

なお、ここでは新電波形式で分類すると明確に分けられるため、新電波形式を用いて説明していますが、ログへの記載はSSB/CW/RTTYなどで記載して構いません。


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【参考】「デジタル化に対応して、電波形式を新表示に!!」[PDF](JARL NEWS 2003年9-10号掲載。JARLのサイト)