第8回広島WASコンテスト コメント

第8回広島WASコンテストに参加頂きまして、 ありがとうございました。

今年のコンテストは、超1級の DX ペディションである FO0AAA の QRV と重なり 1.9MHz ではスタート直後、コンテストどころではなく、多少の混乱があった様です。 また、ハイバンドの時間帯は ARRL DX Contest への参加局でバンド中が埋まり 電話では非常に混雑していました。 とはいえ、全般には、好 Condx に恵まれ、特に 14MHz では多くの参加局があり、 例年にない賑わいをみせて盛り上がりました。

ログ提出は、のべ 294 局からありました。 今年から新たに始めた E-mail で提出した局は全体の 19% に当たる 55 局でした。 広島WASコンテストは今後、 インターネットを活用した運用を目指していきたいと考えています。 公式 Web サイトで色々と情報提供していきますので、こちら (http://www.hs-contest.org/) をご覧下さい。

【フィードバック】

・県内・電信部門

マルチバンドは、JA4CSH, JE4MHL の一騎打ちとなりました。 結果は、局数・マルチ共に僅かに上回った JA4CSH が今年も勝ち、 見事にこの部門の 8 連覇を達成しました。
1.9MHzは、JA4HXC, JH4COC の争いで JA4HXC が勝ちました。
7MHzは、JA4KTE, JL4HDI, JR4QZH の上位 3 局が 揃って120QSO 以上を記録しました。 また、上位 2 局は QSO 数 /QSO ポイントが同じで、 勝負を分けたのはマルチ差という大激戦の中、僅かに JA4KTE が勝りました。
14MHzは JA4KTE, JA4LZC の争いとなり、 7MHz も制した JA4KTE が 110QSO をマークして 2 種目制覇を達成しました。
28MHzは、過去 3 度優勝で連覇中の JA4VMK と 第 1 回の覇者 JA4ETH の一騎打ちとなりました。 7MHz 同様、両局の QSO 数 /QSO ポイントは同じで、 マルチの差で JA4VMK が見事に 3 連覇を達成しました。

・県内・電信電話部門

マルチバンドは、昨年 2 位だった JE4QVW が制しました。
3.5MHzは JH4FUF がダントツで 1 位となりました。
7MHzは JG4IBI, JJ4NZO/4 の争いとなりましたが JG4IBI が僅かにかわして 1 位となりました。
14MHzは、昨年の覇者 JK3HFN/4 と JH4FUF の争いとなりました。 QSO 数で僅かに上回った JH4FUF が競り勝ち JK3HFN/4 の連覇を阻みました。
21MHzは、JK3HFN/4 が昨年に続きこの種目を制して 2 連覇を達成しました。
28MHzは昨年 1 位の JH4WEP/4 が 2 連覇を達成しました。

・県外・電信部門

マルチバンドは、JI0VWL がダントツで初制覇です。 2 位は 2 年連続で JF1OIJ、 3 位にはマルチの差で僅かに JM2CAN を押さえて JA4MMO が入りました。
1.9MHzは 7L1ETP/1 と JA1XEM の 1 エリア勢のトップ争いとなりました。QSO 数でリードした 7L1ETP/1 が、 マルチで勝る JA1XEM を僅かに押さえて初制覇です。
3.5MHzは大激戦で、上位 4 局が 100QSO を超えました。 更に、トップ 3 は 13,000 点台での争いで QSO ポイントは 5 ポイント差以内でした。 激しい争いの中、トップになったのが JI0BLZ/0、 それに続いたのが JH1JGZ, JG3LGD でした。
7MHzは JI7NUF が唯一 150QSO を超え、 2万点アップのスコアーを出して 1位となりました。 2位は JI2LAL、3位は JR3KQJ となりました。 JI2LAL は JR3KQJ よりも QSO 数 /QSO ポイント共に劣りましたが マルチ面で優位に立ち得点で逆転しての 2 位でした。 以下、12 位までの局が 100QSO を超える健闘をみせました。
14MHzは好 Condx の中、4局が 1万点を超える 激しい争いとなりました。 結局、最も多い QSO を記録した JI7OED が 1 位となり、 以下、JR0EFE/7, JI7NUF と 7 エリア勢が上位を独占しました。
21MHzは小笠原から参加した JD1BIC が 他を大きく引き離してダントツで 1 位となりました。
28MHzは昨年 1 位の JR0BQD と JH4WXV の争いとなり 広島県内局との 3 ポイント QSO をより多く稼いだ JH4WXV が接戦を制しました。

・県外・電信電話部門

マルチバンドは、JA0ADY がJH5HDA/5, JA6BIF を押さえ 初制覇です。
3.5MHzは JR3SCG が頭ひとつ抜け出し 1 位となり JA8RXD/5, JA7ODY がそれに続きました。
7MHzは JE3VXD がダントツで制しました。 2 位争いは激戦で 3.5MHz で 2 位だった JA8RXD/5 を JK2XXK/2 が僅かに押さえて 2 位に入り、JA8RXD/5 は 3 位となりました。
14MHzは JA7ODY と JH5OXF の争いとなりました。 QSO 数 /QSO ポイントで上回った JH5OXF でしたが マルチの差で JA7ODY が 1 位となり、JH5OXF は 2 位に終わりました。
21MHzは JR8SGE と JD1BIA の争いで局数は共に 39QSO でしたが、 電信を用いて QSO ポイントで上回った JR8SGE が 1 位、 JD1BIA が 2 位となりました。
28MHzは JR7RJZ が見事に 3 連覇を達成しました。
社団は JA7YAL がダントツで制しました。
SWLは JA1-22825 が連覇を達成しました。

【お知らせ】

コンテスト委員会では、より多くの方が本コンテストを楽しんで頂ける様、 ルールの改正を計画しています。来年の 21 世紀からは新しく生まれ変わります。 詳細は準備出来次第、本 Web サイトへ公開していきます。 今後とも、よろしくお願い致します。

2000年5月20日 JARL広島県支部コンテスト委員会

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