第13回 広島 WAS コンテストに参加頂きまして、 ありがとうございました。
今年は積雪が多く、高い場所へ移動を予定されていた方、 移動された方は大変だったことと思います。 その為か、上位局のQSO数は例年よりも減少し、残念な結果となりました。 一方、VUHF帯が定着してきたのか、 県外のVUHF帯へのログ提出局は過去最高を記録しました。 HF帯は、CONDX低下の影響もあり、ハイバンドの交信が減少してきています。 またローバンドもアマチュア無線人口の減少の影響か、 軒並み昨年よりもQSO数が減少しています。
さて、今年のログ提出は、のべ224局からありました。 これは、昨年比10%減であり、 近年のアマチュア無線人口の減少がそのまま反映された形となりました。 一方、電子ログの提出局は、全体の56%にあたる126局と、 昨年と同レベルの数値を記録しました。
広島WASコンテストは今後もインターネットを活用した運用を行ってまいります。
公式Webサイトで色々と情報提供していきますので、
こちら
( http://www.hs-contest.org/ )
をご覧下さい。
マルチバンドは、JE4MHLが各バンドでQSO数を伸ばして、3年振りに制しました。
1.9MHzは97年以来久々にログ提出のあった
JA1XCZ/4が1位となりました。
2位は、3年連続でJA4DEYとなりました。
3.5MHzは3年連続このバンドで2位が続いていた
JH4FUFが2000年以来の1位となりました。
7MHzはJG4IBI/4が昨年に引き続きこのバンドで1位となりました。
JG4IBI/4は3年連続を狙った14MHzは、惜しくも2位で、
1位には02年に制したJA4BAAとなりました。
21MHzは、3.5MHzを制したJH4FUFが1位となり、
01年以来久々に2バンド制覇を達成しました。
28MHzはCONDXがよくなくQSO数が伸び悩む中、
JH3XCU/4が初制覇しました。
VUHFマルチバンドは、JK4DUJ/4が今年も1位となり
3連覇を達成しました。
50MHzはJL4QGE/4が5連覇と本部門開催から連覇を続けています。
144MHzも連覇中のJL4SXA/4が好スコアーをマークして
4連覇を達成しました。
430MHzは残念ながらエントリーがありませんでした。
1200MHzは28MHzを制したJH3XCU/4がこのバンドも制し、
2バンド制覇を達成しました。
マルチバンドは、HFの電信だけで参加した
JA7DLE/JR3KQJとVUHFを織り交ぜ電信電話で局数を伸ばした
JK2RCP/2の3局の大激戦となりました。
日曜日の午前中が終わった時点で、JA7DLE-JR3KQJ-JK2RCP/2の順で、
JA7DLEとJK2RCP/2はダブルスコアー近い差がありました。
午後は7MHzだけであり、JA7DLE/JR3KQJが優位と思われましたが、
JA7DLEは所用で局数を伸ばせず、JR3KQJ、JK2RCP/2の猛追を許しましたが、
なんとか逃げ切り99年以来久々に制覇しました。
2位争いは、電話も有効に活用しQSO数を伸ばしたJK2RCP/1が、
電信だけしか運用しなかったJR3KQJを僅かに逆転して、2位となりました。
1.9MHzは昨年2位のJA4GWEが、
このバンドで入賞の常連であるJH2FXKを押さえて初制覇しました。
惜しくも2位となったJH2FXKですが、このバンドで5年連続の入賞を達成しました。
3.5MHzはJF6OVA/JO1VRLという昨年の上位2局を押さえて
JA4MMOがこのバンドで初めて1位となり、JO1VRLは昨年に引き続き2位、
JF6OVAは3位となりました。
7MHzは、HOMEで3.5MHzに参加したJA4MMOが移動して参加し、
このバンドも制しました。
3.5MHzと7MHzの同時制覇は、97年のJA6UBK以来となります。
14MHzは、QSO数で優位に立つJH6QILと、
県内局とのQSOでその差を埋めたJR8NOD、JM1TDG/8の争いとなり、
POINTではほぼ横並びとなりましたが、マルチの差でJH6QILが抜けだし、
2年振りにこのバンドを制しました。
21MHzはQSO数を伸ばしたJA7ODYが、
県内局とのQSOでポイントを稼いだJH5UPI/5を押さえて1位となりました。
28MHzはCONDXに恵まれませんでしたが
県内局とのQSOが有効となりJA5CRNが1位となりました。
50MHzは4連覇中のJH5UPI/5を押さえて、
JR5HWQ/5が初制覇しました。
144/430MHzはJE4ISL/4が2年連続で両部門を制しました。
1200MHzはJG5PMQ/5が1位となりました。