第14回 広島 WAS コンテストに参加頂きまして、 ありがとうございました。
近年の太陽黒点の減少により、HFハイバンド(特に21・28MHz)
は例年になく厳しいコンディションとなり、参加各局は交信に苦労されたようです。
一方、VUHF帯は定着してきており、県内・県外とも参加者が増加してきました。
さて、今年のログ提出は、のべ208局からありました。
これは、昨年比10%減であり、
近年のアマチュア無線人口の減少がそのまま反映された形となりました。
一方、電子ログの提出局は、全体の57%にあたる119局と、
昨年と同レベルの数値を記録しました。
広島WASコンテストは今後もインターネットを活用した運用を行ってまいります。
公式Webサイトで色々と情報提供していきますので、こちら
( http://www.hs-contest.org/ )
をご覧下さい。
マルチバンドは、JA4HXC・JE4MHL・JF4ETK
の三つ巴のバトルが展開されました。
初日のLFが終わった時点では、JA4HXC・JF4ETKが抜け出し、
JE4MHLが少し遅れを取りました。
日曜日の朝の戦いでは、144・430MHzを捨てたJA4HXCのポイントが伸び悩む中、
14−430MHzまでを上手に使ったJF4ETK・JE4MHLがポイントを伸ばしました。
午後の7MHzでJA4HXCも追い上げましたが、
全ての時間帯で優位に運んだJF4ETKが1997年以来久々にマルチバンドを制しました。
昨年の覇者であるJE4MHLもJA4HXCの追い上げをしのいで2位になりました。
VUHFマルチバンドは、
今年もJK4DUJ/4が制して4連覇を達成しました。
1.9MHzは3年連続このバンドで2位が続いていた
JA4DEYが初制覇しました。
3.5MHzは昨年に続きJH4FUFが1位となりました。
7MHzも三つ巴の争いが展開されました。
QSO数を稼いだJG4IBI/4とJM4MGMに対し、
JR4URWは県内局を確実に増やしていく作戦でポイントでは肉薄しました。
またマルチを最も稼いで1994年の3.5MHz以来久々にバンド1位を獲得しました。
14MHzは昨年、1.9MHzを制したJA1XCZ/4が1位となりました。
21MHzは、3.5MHzを制したJH4FUFが
2年連続で両バンドで1位となりました。
28MHzはJH4JUKが2001年の3.5MHz以来久々に
バンド1位を獲得しました。
50MHzはJL4QGE/4が6連覇と本部門開催から連覇を続けています。
144MHzは初参加のJJ4MEAが、
430MHzはJO3CPA/4が、
1200MHzはJL4GELが共に初めて1位になりました。
マルチバンドは、JR3KQJとJN1NOPの争いになりました。
初日のLFからリードを広げたJR3KQJでしたが、日曜日午後の7MHzで局数を伸ばさず、
JN1NOPの猛追を許してしまいました。
しかし、HFハイバンドのマルチ差でなんとか逃げ切り
1997年以来久々にマルチバンドを制しました。
1.9MHzは昨年・一昨年と3.5MHzで入賞を果たしてきた
JF6OVAがこのバンドを制しました。
3.5MHzはJA7ODYが、
県内局との交信でポイント・マルチともに優位に立ち1位となりました。
7MHzは、3.5MHzで2位に入ったJE9PEM/9が200局近い交信を行い、
初制覇しました。
14MHzは、6エリアと8エリアの局の争いとなりました。
結果は、広島県内局とのQSO数で優位に立つ8エリア勢がポイントで優り、
JA8LNが1位、JR8NODが2位となり、JH6QILは3位に終わりました。
21・28MHzは、悪コンディションを反映してか広島近県からの参加に留まり、
21MHzはJH5UPI/5が1996年以来10年振りに1位になり、
28MHzは、JE4GJVが初めて1位になりました。
50MHzはJH5UPI/5を押さえて、JR5HWQ/5が連覇を達成しました。
144/430MHzはJE4ISL/4が制し、3年連続で両部門制覇を達成し、
1200MHzはJG5PMQ/5が2連覇を達成しました。