第17回 広島 WAS コンテストに参加頂きまして、 ありがとうございました。
今年も、HFハイバンド(14〜28MHz)のコンディションに恵まれず、
マルチバンドで参加の各局はスコアーメイクに苦労されたようです。
一方、VUHF帯は定着してきており、シングルバンド参加局+マルチバンド参加局で交信が行われ、
広島近郊だけでなく首都圏・関西圏といった地域では例年以上の成果があったようです。
さて、今年のログ提出は、のべ273局からありました。
これは、昨年に引き続き、前年比10%以上増えており、
本コンテストが定着してきたのではないかと考えています。
広島WASコンテストは今後もインターネットを活用した運用を行ってまいります。
公式Webサイトで色々と情報提供していきますので、こちら
( http://www.hs-contest.org/ )
をご覧下さい。
マルチバンドは、ライバル局の参加がなく、
JE4MHLが2年連続4回目の1位になりました。
VUHFマルチバンドは、6連覇中のJK4DUJ/4に加え
JH4WEP/4・JE4QGF/4の計3局が昨年の優勝スコアーを超える、激しい争いとなりました。
JK4DUJ/4は、例年同様1200MHzまでQRVして昨年の倍近い6000点Upをマークしましたが、
JH4WEP/4が50-430MHzの3バンドを有効に活用し確実に局数を伸ばして
歴代1位となる7980点をマークして初制覇しました。
1.9MHzは、
このバンドで優勝経験のあるJA4DEYとJH6WMJ/4のハイレベルの争いとなりました。
QSO数/POINTでリードしたJH6WMJ/4でしたがマルチはJA4DEYが上回りました。
結果得点は、僅か40点差という僅差でJH6WMJ/4が初制覇しました。
3.5MHzはJH4FUFが連覇を達成しましたが、
ログ提出のあった4局(JH4FUF・JA4NQD・JA4FDZ・JN4SNG)が全て3000点Upという
ハイレベルな争いでした。
7MHzもJH4FUFが制し、2年連続で3.5・7MHzの2バンドを制しました。
また、上位3局(JH4FUF・JA4FDZ・JG4IBI/4)はいずれも100QSO以上をマークしており、
このバンドもハイレベルの争いでした。
14MHzはJA4NQD、
21MHzはJN4JAM/4、
28MHzはJJ4MEA/4が初制覇しました。
50MHzはJL4QGE/4が9連覇と本部門設定初年度から連覇を続けています。
144MHzはJL4SXA/4が3年連続7回目の1位となりました。
430MHzは1.9MHzを制したJH6WMJ/4が1位となり2バンドで1位となりました。
1200MHzはJH4WAZが1位となりました。
マルチオペ・SWLは久々にログ提出がありました。
マルチオペでは、
JH4YIL(広島市こども文化科学館アマチュア無線クラブ)が初参加。
7-430MHzの7BandにQRVしコンテストを盛り上げてくれました。
SWLは、
コンテスト中に広島に滞在していたJA1-7777/4から詳細コメントと共にログ提出がありました。
マルチバンドは、昨年3位のJA5CQH/4が初めて1位となりました。
1.9MHzは、JH2FXKが2001年以来久々に1位となりました。
3.5MHzはハイレベルの争いとなりました。
上位6局が100QSOを超え、4000点以上をマークしました。
その中で、JH0NECがデジタルモードでのQSOを含む142QSOをマークして1位となり、
珍マルチ(PN90)から参加したJI7OED/7が2位、JA7ODYが3位となりました。
7MHzは、JF3IYW/3が初制覇しました。
14MHzは北海道(JR8NOD)、沖縄(JS6RTJ)、DX(N6TI)の争いとなりました。
結果、QSO数でリードしたJR8NODが2年ぶりにこのバンドを制しました。
JS6RTJとN6TIはQSO・POINTは同じでしたがマルチで差がつきN6TIが2位、JS6RTJが3位となりました。
21MHzはJH5UPI/5と3エリア勢(JR3AAZ・JF3BFS)が10QSOを超えました。
QSOでは3エリア勢がリードしましたが、
県内局とのQSO数・マルチの差でJH5UPI/5が2年連続で1位となりました。
28MHzも3エリア勢(JR3AAZ・JH4RCK/3)が局数ではリードしましたが、
マルチの差でJE4GJV/4が1位となりました。
50MHzは、JH5UPI/5が1位となり2年連続で2バンドを制覇しました。
144MHzはJE4ISL/4が6年連続で1位となりました。
430MHzもJE4ISL/4が1位となり、2年ぶりに2バンド制覇を達成しました。
1200MHzは2年連続2位だったJA4RFDが初めて1位となりました。
マルチオペはJI1YUAが3連覇を達成しました。
SWLは、6連覇中のJA1-22825を抑えて、JA8-1721が初制覇しました。