第18回 広島 WAS コンテスト コメント

第18回広島WASコンテストに参加頂きまして、ありがとうございました。
大変遅くなりましたが、コンテスト結果の集計が終了しましたので、 結果表をお送りします。

今年は、久々にHFハイバンド(14〜28MHz)も少し賑やかになり、 日曜日午前中のバンド選択は難しいものがあったのではないでしょうか? また、50MHz帯では、 広島県内局と交信可能な地域からの参加局のスコアーが年々上がってきており、 県内局のみに関わらず、近隣地域でのアクティビティ向上が見られます。
さて、今年のログ提出は、のべ308局からありました。 これは、昨年に引き続き、前年比10%以上増えており、 本コンテストが定着してきたのではないかと考えています。
広島WASコンテストは今後もインターネットを活用した運用を行ってまいります。 公式Webサイトで色々と情報提供していきますので、こちら ( http://www.hs-contest.org/ ) をご覧下さい。

【フィードバック】

・県内部門

マルチバンドは、JF4ETK・JE4MHLの争いになりました。 2005年以降、優勝を分け合っている両局ですが、直接対決は2006年以来久々です。 結果は、地力で勝るJF4ETKが2007年以来の優勝で、JE4MHLの3連覇を阻止しました。
VUHFマルチバンドは、昨年、6年連続で連覇が途絶えたJK4DUJ/4が、 ライバル局の参加もなく7回目の1位となりました。
1.9MHzは、昨年同様、 JH6WMJ/4とJA4DEYのハイレベルな戦いとたりました。 今年は、QSO数/マルチが両局とも同じでしたが、 県内局とのQSOがJH6WMJ/4の方が1局多く、2連覇を達成しました。 昨年は僅か40点差でしたし、来年以降の争いも注目されます。
3.5MHzはJA4FDZとJN4SNGの初制覇をかけた戦いとなりました。 結果は、QSO数/マルチとも僅かに上回ったJA4FDZがJN4SNGを抑えて、 初制覇を達成しました。 このバンドも近年、県内局のハイレベルでの争いが続いており、 来年以降も注目です。
7MHzは、 久々の1位を狙うJG4IBI/4と初制覇を狙うJA4FDZの争いとなりました。 QSO数ではJA4FDZが大きくリードし、 マルチ・県内局とのQSOではJG4IBI/4が差をつけました。 結果は、JA4FDZが僅かにリードし、このバンドを初制覇すると共に、 3.5MHzと合わせて2バンドを制しました。
14MHzは昨年1位のJA4NQDとJA4BDYの争いでしたが、 QSO数・マルチで上回ったJA4BDYが初制覇しました。
21MHzはJN4JAM/4が2連覇を達成し、 28MHzはJJ4MEA/4が2連覇を達成しました。
50MHzはJL4QGE/4が10連覇と 本部門設定初年度から連覇を続けています。
144MHzはJL4SXA/4が4年連続8回目の1位となりました。
430MHzは昨年同様、 1.9MHzを制したJH6WMJ/4が1位となり2年連続で2バンドで1位となりました。
1200MHzはJH3XCU/4が1位となりました。
マルチオペは今年もJH4YIL (広島市こども文化科学館アマチュア無線クラブ) が参加しコンテストを盛り上げてくれました。

・県外部門

マルチバンドは、 前半で大きく稼いだJR3KQJが7MHzは途中終了ながら 2006年以来久々に1位となりました。
1.9MHzは、昨年マルチバンドを制したJA5CQH/4が初制覇しました。
3.5MHzは2連覇を狙うJH0NECと 3年振りの1位を狙うJA7ODYのハイレベルな争いとなりました。 共に31マルチを稼ぎ、130QSOを超えました。 最後は、県内局とのQSO差でJA7ODYが昨年3位の雪辱を晴らし、1位となりました。
7MHzは、共に初制覇を目指す、 JI6DUE/3とJF2OZHの争いとなりました。 QSOでは、JI6DUE/3が大きく引き離しましたが、 県内局とのQSOを稼いだJF2OZHがPointでは1Point上回りました。 しかしながら、マルチで1つ上回ったJI6DUE/3が僅かながら得点でリードし、 このバンドを初めて制しました。
14MHzはここ数年、北海道・沖縄が有利となっていましたが、 本州でもある程度得点が稼げるCondxで接戦となりました。 その中から、昨年:2位、一昨年:3位のN6TIが僅かながらリードし、 DX局としては初めて1位となりました。
21MHzは、JA2CUSとJR3AAZの争いとなりました。 共に12マルチを稼ぎ、局数も1QSO差でしたが、 県内局とのQSO差でJR3AAZが僅かにリードし、1位となりました。
28MHzはJE4GJV/4が1位となり、2連覇を達成しました。
50MHzは、昨年2位のJO3OMA/3とJR5BUB/5の争いとなりました。 QSO数ではJO3OMA/3が大きくリードしましたが、JR5BUB/5は、 県内局とのQSO数で有利に立ちPointでほぼ並び、 マルチで差をつけて、初制覇しました。
144MHzはJE4ISL/4とJA4AQGの大接戦でした。 マルチは同数、QSO数ではJA4AQGがリードしましたが、 県内局とのQSOでリードしたJE4ISL/4が得点で僅かに差をつけて 7年連続で1位となりました。
430MHzは、JE4ISL/4とJA4RFD/4の大激戦でした。 QSO数・Pointで並んだ両者でしたが、 マルチでリードしたJE4ISL/4が2年連続で2バンド制覇を達成しました。
1200MHzはJA4RFDが2年連続1位となりました。
マルチオペはJI1YUAが4連覇を、 SWLはJA8-1721が2連制覇しました。

2010年8月8日 JARL広島県支部コンテスト委員会

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