第19回広島WASコンテストに参加頂きまして、ありがとうございました。
今年も大変遅くなりましたが、コンテスト結果の集計が終了しましたので、
結果表をお送りします。
今年は、HFハイバンド(14~28MHz)のコンディションに恵まれず、 日曜日午前中のバンド選択は難しいものがあったのではないでしょうか? 一方、7MHz帯では、バンド拡張のお陰で、各局とも電話での交信が大幅に増え、 トータルスコアーの向上に貢献したようです。
さて、今年のログ提出は、のべ281局からありました。 これは、前年比10%DOWNですが、最近10年では2番目に多い数であり、 各局から本コンテストを支持頂けているものと考えます。
広島WASコンテストは今後もインターネットを活用した運用を行ってまいります。 公式Webサイトで色々と情報提供していきますので、こちら ( http://www.hs-contest.org/ ) をご覧下さい。
マルチバンドは、常連のJF4ETK・JE4MHLに加え、
JJ4NZOの争いになりました。
土曜日のLF(1.9MHz、3.5MHz)はアンテナで勝るJF4ETKが大きくリードしました。
日曜日午前中(14MHz以上)は、VUHF中心に県内局を稼いだJE4MHL・JJ4NZOが
大幅にスコアーを伸ばしました。
この時点で、JE4MHLがトップに立ち、次いでJF4ETK、
僅差でJJ4NZOという形となりました。
最後の7MHzでは、地力に勝るJF4ETKが若干盛り返しましたが、
3局とも頑張り余り差がつくことなくそのままの順位で終了をむかえました。
結果、JE4MHLが2年振り5回目の1位となりました。
VUHFマルチバンドは、
JK4DUJ/4が2年連続8回目の1位となりました。
1.9MHzは、JH6WMJ/4がライバル局の参加もなく
3連覇を達成しました。
3.5MHzは共に初の1位を狙うJA4NQD・JN4SNGの争いとなりました。
電話を中心に運用したJA4NQDに対し、
JN4SNGは電信・電話をバランスさせた運用を行いました。
マルチはJA4NQDが上回りましたが、
QSO・POINTでリードしたJN4SNGが初めて1位となりました。
7MHzはJH4EMKが初制覇しました。
14MHzもJH4EMKが初制覇し、2バンドで1位となりました。
21MHz・28MHzはJM4WUZが1位となりました。
50MHzは、JM1TDG/4が初めて1位となり、
本部門設定初年度から続いていたJL4QGE/4の連覇は10で途切れました。
144MHzはJH4WMI/4とJJ4MEAの争いとなりました。
マルチではJJ4MEAがリードしましたが、
QSO数でリードしたJH4WMI/4が初制覇しました。
430MHzはJH6WMJ/4が1位となり3年連続で、
1.9MHz・430MHzの2バンド制覇を達成しました。
1200MHzは、JH3XCU/4が2連覇を達成しました。
マルチオペは今年もJH4YIL
(広島市こども文化科学館アマチュア無線クラブ)が参加し
コンテストを盛り上げてくれました。
マルチバンドは、上位各局が1.9MHzからUHF帯まで運用し、
局数・マルチアップを目指しました。
その中でも昨年2位のJK1QAYが唯一1200MHzまで運用し、
局数・マルチでリードし初制覇しました。
1.9MHzはJH0NECが80QSOをマークして初制覇しました。
3.5MHzは初制覇を目指す、
JF3BFS・JA1YQH・7L4MDM/1の争いとなりました。
QSO数では、7L4MDM/1がトップでしたが、
マルチで他の2局に差をつけられ3位でした。
JA1YQHはマルチでは頑張りましたがQSO数でJF3BFSに差をつけられ2位でした。
QSO・マルチともに伸ばしたJF3BFSが
2001年に大幅ルール改定後最高得点で1位となりました。
7MHzは昨年の1位のスコアーを
6局がオーバーするハイレベルな争いとなりました。
その中で、7L4MDM/1がシングルバンドとしては初の1万点突破を達成し、
初制覇しました。
14MHzは2バンド制覇を目指すJH0NECと
このバンドの初制覇を目指すJA7ODYの争いとなりました。
QSO数ではJH0NECがリードしましたが、
県内局とのQSOが多かったJA7ODYがQSOポイントでリードし、
1位となりました。
21MHzは、
スキャッターで県内局も稼いだJR3AAZが連覇を達成しました。
28MHzは局数では1・3エリアに劣ったJE4GJVが
県内局とのQSOを稼いで3連覇を達成しました。
50MHzは断トツでJR5BUB/5が連覇を達成しました。
144MHzは7連覇中のJE4ISL/4と
昨年僅差で2位になったJA4AQG/4が今年も大接戦を繰り広げました。
QSO数、QSOポイントとも同じでしたが、マルチでJA4AQG/4が上回り、
JE4ISL/4の連覇にストップをかけて初めて1位となりました。
430MHzはJE4ISL/4が3連覇を達成しました。
1200MHzは1エリアから参加したJO1SIMとJS1ETGが
4QSO・1マルチで同点で1位となりました。
マルチオペはJI1YUAが5連覇を達成し、
SWLはJA1-22825が3年振りの1位を獲得しました。