第20回広島WASコンテストに参加頂きまして、ありがとうございました。
今年も大変遅くなりましたが、コンテスト結果の集計が終了しましたので、
結果表をお送りします。
今年は、HFハイバンド(14〜28MHz)のコンディションに恵まれました。 日曜日午前中の8-9時は28MHzだけですが、 例年以上にこの時間帯でのQSOを伸ばすことが出来たのではないでしょうか? また、9時以降は複数バンドの運用が可能となりますが、どのバンドを選択するかで、 最終スコアーにも大きな差が出るコンディションでした。
さて、今年のログ提出は、のべ324局からありました。 これは、前年比15%UPであり、最近10年で最も参加局が多い結果となり、 各局から本コンテストを支持頂けているものと考えます。
広島WASコンテストは今後もインターネットを活用した運用を行ってまいります。 公式Webサイトで色々と情報提供していきますので、こちら ( http://www.hs-contest.org/ ) をご覧下さい。
マルチバンドは、常連のJF4ETK・JE4MHLの争いになりました。
土曜日のLF(1.9MHz、3.5MHz)は例年通り、JF4ETKがリードしました。
JE4MHLもアンテナ改良で例年よりも差を詰めることに成功しています。
日曜日午前中(14MHz以上)は、例年はJE4MHLが追い上げるのですが、今年は、
28MHzのオープンでアンテナ・ロケに勝るJF4ETKが9時までに大きく差を広げます。
また、9時以降もJF4ETKが踏ん張りJE4MHLの追い上げを許さず、
差を大きく広げました。
最後の7MHzでもJF4ETKがスコアーを伸ばし、
2003年のJH4UYBのレコードの迫るスコアーで昨年の雪辱をはたしました。
VUHFマルチバンドは、連覇中のJK4DUJ/4と昨年、
マルチバンドで健闘したJJ4NZOの争いとなりました。
広島市中心部から参加し、局数・マルチを狙った(?)JJ4NZOですが、
例年通り移動して参加したJK4DUJ/4に及びませんでした。
JK4DUJ/4は3年連続9回目の1位となりました。
1.9MHzは、JH6WMJ/4がライバル局の参加もなく
4連覇を達成しました。
3.5MHzはこのバンドで優勝経験のある
JA4FDZ・JH4FUF・JN4SNGに加え、初参加のJR4OTP/4のハイレベルな戦いとなりました。
その中で、JH4FUFが2004年のJA4HXCに迫るスコアーをマークして1位となりました。
7MHzも4局が5,000点を超える激しい争いとなりました。
JA4FDZは、電信・電話を使い177QSOと局数を大きく伸ばしました。
しかし県内局とのQSOが少なくQSO POINTは225でした。
JG4IBI/4は電話に集中し運用しました。
QSO数は143でしたが、多くの県内局との交信を行い、
QSO POINTは219とJA4FDZとほぼ同じでした。またマルチでJA4FDZを上回り、
39点差という非常に僅差でしたがJG4IBI/4が1位となり、
JA4FDZが2位となりました。
14MHzは久々に全国的なオープンがあり
JH4FUFがレコードで1位となり、2バンドで1位となりました。
21MHzはJG4IBI/4が1位となり、
こちらも2バンドで1位となりました。
28MHzはJJ4MEA/4が2年振り3回目の1位となりました。
50MHzは、3年連続でJL4QGE/4とJM1TDG/4の争いとなり、
昨年JL4QGE/4の連覇にストップをかけたJM1TDG/4が2連覇を達成しました。
144MHzはJL4SXA/4とJJ4MEAの争いとなりました。
QSO POINTではJJ4MEAがリードしましたが、
マルチでリードしたJL4SXA/4が得点で僅かにリードし、
2年振り9回目の1位となりました。
430MHzはJH6WMJ/4が1位となり4年連続で、
1.9MHz・430MHzの2バンド制覇を達成しました。
1200MHzは、JK4DOS/4が初めて1位となりました。
マルチオペは今年もJH4YIL
(広島市こども文化科学館アマチュア無線クラブ)が参加し
コンテストを盛り上げてくれました。
スコアーも伸びてきており、今後の活躍を期待したいと思います。
マルチバンドは、JA3QOSとJN1NOPの争いとなりました。
結果としてはJA3QOSが1位となりましたが、
JN1NOPがVUHFに出て、数QSO・数マルチを上乗せしていたら
結果は逆になっていたかもしれません。
1.9MHzは昨年よりもスコアーを落としましたが
JH0NECが2連覇を達成しました。
3.5MHzは7L1MDM/1とJI6DUE/3が
レコードを超えるスコアーを記録しました。
QSO数では7L1MDM/1が大きくリードしましたが、
県内局とのQSO・マルチでリードしたJI6DUE/3が初制覇を達成しました。
7MHzはJI6DUE/3とJH4RAL/3の争いとなりました。
JH4RAL/4がマルチでリードしましたが、
QSO数を伸ばしたJI6DUE/3が1位となり2バンド制覇を達成しました。
14MHzは好コンディションで多くの局が局数を伸ばしました。
その中でも県内局とのQSOに恵まれたJA7ODYが抜け出し、2連覇を達成しました。
21MHzは、2連覇中のJR3AAZが今年もスコアーを伸ばしましたが、
USAから参加したN6TIが2004年のJD1BIA以来、
1000点を超えるスコアーで1位となりました。
N6TIは2010年の14MHzに引き続き、2バンド目の1位です。
28MHzは、スキャッターで局数を稼いだJH6WHNが初制覇しました。
50MHzはJR5BUB/5が3連覇を達成しました。
144MHzは昨年同様JA4AQG/4とJE4ISL/4の争いとなりましたが、
昨年同様JA4AQG/4が1位となり連覇を達成しました。
430MHzはJE4ISL/4が4連覇を達成しました。
1200MHzは、JA4RFD/4が2年振り3回目の1位となりました。
マルチオペはJI1YUAが6連覇を達成し、
SWLはJA1-22825が2連覇を達成しました。