第21回広島WASコンテストに参加頂きまして、ありがとうございました。
今年も大変遅くなりましたが、コンテスト結果の集計が終了しましたので、
結果表をお送りします。
昨年は、HFハイバンド(14-28MHz)のコンディションに恵まれましたが、 今年はそこまでのオープンはないものの、 この時期としてはまずまずのコンディションに恵まれ、 マルチバンド部門に参加した局は、如何に局数・マルチを増やすか がポイントだった様です。 また、7MHzはバンド幅が拡張された以降、各局のQSO数が大幅に増えており マルチバンド部門でも気の抜けないバンドの一つに、また、 シングルバンドでは、電話・電信・デジタルのモード選択が 悩ましいバンドになっていいます。
さて、今年のログ提出は、のべ359局からありました。 これは、前年比10%Upであり、最近10年で最も参加局が多い結果となり、 各局から本コンテストを支持頂けているものと考えます。 今後ともよろしくお願いします。
マルチバンドは、JE4MHLが2年ぶり6回目の1位となりました。
これで、5年連続で、JF4ETKとJE4MHLが交互に1位、
また両局で9年連続1位を確保という結果です。
とはいえ、JE4MHLのスコアーは飛びぬけたものではなく、多くのバンドにQRVし、
こつこつとマルチを稼ぐとともに、県内局の5点を意識した運用を行っていけば、
誰でも狙えるレベルのスコアーではないかと思います。
各局とも、是非、運用バンドを増やす工夫をして頂けたらと思います。
VUHFマルチバンドは、JK4DUJ/4が4年連続10回目の1位となりました。
こちらも、飛びぬけたスコアーではないので、
HF帯はちょっと・・・と思われている局は、
50MHz-1200MHzまでQRVできる環境を整えて頂き、
是非、1位を目指してチャレンジして下さい。
1.9MHzは、JH6WMJ/4がライバル局の参加もなく
5連覇を達成しました。
3.5MHzは、昨年2位だったJA4FDZが3年ぶりに1位になりました。
7MHzは3局が6,000点を超える激しい争いとなりました。
JA4FDZは、局数重視で196QSOをマークしました。
しかし、県内局やマルチでJA4DEYとJG4IBI/4に負けています。
しかしながら、最終的には、僅かな差(1位と2位は1QSO差)でJA4FDZが3年ぶり、
2回目の1位になりました。
JA4FDZは3.5MHzと7MHzの両部門を制しました。
14MHzはJA5FOP/4が、
21MHzはJO4DSHが共に初制覇しました。
28MHzは、JJ4MEA/4が2年連続4回目の1位となりました。
50MHzは、4年連続でJL4QGE/4とJM1TDG/4の争いとなりました。
結果は、昨年以上の差をつけて、JM1TDG/4が3連覇を達成しました。
144MHzは、昨年2位のJJ4MEA/4とJH4WEP/4の争いになりました。
結果は、JJ4MEA/4が1位となり、28MHzと合わせて両部門制覇を達成しました。
430MHzは、昨年同様、JH6WMJ/4とJH4WAZ/4の争いになりました。
結果は、QSO数はJH6WMJ/4の勝ち。県内局は、JH4WAZ/4の勝ち。
マルチは同じということで、僅かな差で4連覇中のJH6WMJ/4を押さえて、
JH4WAZ/4が6年振り4回目の1位になりました。
1200MHzは、JH3XCU/4が2年振り3回目の1位となりました。
マルチオペは今年もJH4YIL(広島市こども文化科学館
アマチュア無線クラブ)が参加し、5年連続で1位となりました。
来年以降も是非頑張って頂きたいと思います。
マルチバンドは、JR2AWS、JF2FIU、JE8KGH/7の争いとなりました。
初日のLF(1.9/3.5MHz)終了時点では、マルチでリードしたJE8KGH/7がトップでした。
日曜日の午前中は、14/21MHzで局数を稼いだJR2AWSが得点を伸ばして、
トップに変わっています。午後の7MHzでは、JF2FIUが局数を伸ばしましたが、
JR2AWSに追いつくことはできませんでした。
結果、JR2AWSがこの部門を初制覇しました。
1.9MHzは上位5局が昨年の1位の記録を超える激戦となりました。
QSO数は、7M4CLFが75QSOで断トツで1位でしたが、
県内局とのQSO及びマルチでトップだったJA4COFが僅かな差でリードして、
この種目を初制覇しました。
3.5MHzは、JF3BFS、JA7ODY、JL3RNZが
5,000点を超えるスコアーをマークしました。
QSO数・QSOポイントはJA7ODYが最も稼ぎましたが、
JF3BFSが県内局とのQSO及びマルチで差を付けて、
2年振り2回目の1位を獲得しました。
7MHzは、JF3BFSと7M4CLFが200QSO、1万点を超える
ハイレベルな争いを展開しました。 両局ともCWからスタートし、
最初の1時間は7M4CLFがリードしています。
14時台に入り、7M4CLFはRTTYにQRVしてレートを落としています。
JF3BFSはCWに集中し、14:53からSSBにQSY、トータルで7M4CLFを逆転しています。
15時台は、SSBを運用したJF3BFSがリードを広げています。
15:45から7M4CLFもSSBにQSYしてレートを上げてますが、局数で追いつけず、
JF3BFSが、3.5MHzと合わせて両種目を制しました。
14MHzは、JA8AJEとJH6QILの争いになりました。
QSO数は、JH6QILの方が多かったのですが、
県内局とのQSO数が多いJA8AJEがQSOポイントでリードし、
マルチも1つ多く獲得して、この種目を初制覇しました。
21MHzは、昨年同様、JR3AAZとN6TIの争いになりました。
マルチは両局とも同じでしたが、QSO数で上回ったJR3AAZが
歴代3位の好スコアーで2年振り3回目の1位となりました。
28MHzは、JE4GJV/4が地域性を活かし、県内局とのQSOを稼いで、
昨年1位のJH6WHNを押さえて、2年振り6回目の1位になりました。
50MHzは、JH4SMT/4とJE4GJV/4の争いになりました。
マルチ数・県内局とのQSO数は共に同じでしたが、総QSO数でJH4SMT/4が上回り、
初制覇しました。
144MHzは、5エリア勢が上位を占めました。
その中でJI5KKUが最もQSO数を伸ばして2002年以来、
11年振り2回目の1位になりました。
430MHzは、昨年の2位のJA4RFD/4が初制覇しました。
1200MHzは、JF1HNL/1が初制覇しました。
マルチオペは、JI1YUAが7連覇を達成し、
SWLは、JA1-22825が3連覇を達成しました。