第24回広島WASコンテストに参加頂き、ありがとうございます。
コンテスト結果の集計が完了しましたので結果表をお送りします。
2016年はHFハイバンド(14-28MHz)のコンディションがパットせず、 マルチバンド参加局はスコアーメイクに苦労されたのではないでしょうか? HFハイバンドを丁寧に運用した局、VUHF帯を多用した局等、 各局の戦略がスコアーに大きく影響しています。 一方、LOWバンドはCONDXに恵まれたのか、参加局が増えたのか分かりませんが ハイスコアーの争いとなりました。
さて、今年のログ提出は、のべ376局からありました。 昨年から僅かですが増加しており主催者としては嬉しい限りです。
マルチバンドは3連覇中のJE4MHLと
例年シングルバンドで参加しているJH4FUFのハイレベルな戦いになりました。
初日の1.9・3.5MHzが終了した時点でJH4FUFがリードしました。
2日目午前中(14MHz以上)を得意としているJE4MHLですが
JH4FUFにQSO数・QSOポイントで差を広げられ苦しい展開となりました。
最後の7MHzは県内7MHzレコードをマークしているJH4FUFが
一気に引き離すかと思われましたが
JE4MHLが驚異の追い上げをみせ243QSO・335Point・43Multをマークしました。
しかし、JH4FUFには追いつけませんでした。
結果、JH4FUFが歴代3位のハイスコアーで初制覇し、
2005年以降JE4MHLとJF4ETKで分け合ってきた
県内マルチバンド部門に新しい風を吹き込みました。
2位に終わったJE4MHLも自己ベストを更新する素晴らしいスコアーでした。
また3位のJA4CMWは75,000点を、4位・5位のJR4PDP・JJ4NZOも50,000点を超えており
今後益々の激戦が期待されます。
VUマルチバンドは6連覇中のJK4DUJが不参加で
この種目常連のJK4UQSが初制覇しました。
1.9MHzはJH4UYBとJF4ETKの参加で
非常にハイレベルの争いとなりました。
結果は実力に勝るJH4UYBが歴代レコードを更新し初制覇しました。
2位のJF4ETKもこれまでの県内レコードを更新しています。
3位・4位のJA4DEY・JA4NQDも1,000点を超えており
例年であれば十分に1位になれるスコアーをマークしています。
3.5MHzは連覇中のJH4FUFがマルチバンドに参加し
4年連続入賞中のJA4FDZにチャンスが訪れたかと思いましたが
JR4IDTが県内歴代3位の高スコアーをマークして初制覇しました。
JA4FDZはこの5年で4回目の2位となりました。
7MHzも激戦でした。
3連覇中のJA4FDZが今年もスコアーを伸ばし自己ベストを更新しましたが、
JA4DEYはそれを上回る県内歴代3位のスコアーをマークして初制覇しました。
3位のJG4IBI・4位のJI4WHS・5位のJR4IDTも7,800点を超えており
例年なら十分1位になれるスコアーをマークしており今後のバトルが楽しみです。
14MHzは悪コンディションの中、
JF4ETKが1,000点を超えるスコアーをマークして初制覇しました。
21MHzはJH4UYBが昨年JH4FUFがマークした
歴代レコードを大幅に更新して初制覇しました。
JH4UYBはマルチバンド・1.9MHz、21MHzの3種目の歴代レコードホルダーになりました。
28MHzはJM4WUZが3年連続5回目の1位となりました。
2014年にマークしたレコードには及びませんでしたが2,000点を超えており
歴代2位のスコアーでした。
2位のJM4MGMは50MHzがスタートする9時までの運用でしたが
1,000点を超えるスコアーをマークしており
フル参加していたらJM4WUZと激戦だった可能性もあります。
50MHzはJM4MGMが歴代3位の高スコアーで初制覇しました。
常連のJL4QGE/4も昨年よりもスコアーを上げましたがJM4MGMに届かず2位でした。
このバンドは6年連続でJL4QGE/4とJM1TDG/4と争いが続いていましたが
JM1TDG/4の不参加、JM4MGMの参戦で様相が変わりました。
144MHzはJJ4MEA/4が4年連続5回目の1位となりました。
JL4SXAが持つこのバンドの連覇記録に並びました。(JL4SXAは4連覇を2回記録)
430MHzはJH4WAZ/4が2年振り6回目の1位となりました。
1200MHz&UpはJK4FELが3年連続4回目の1位となりました。
マルチオペは今年もJH4YIL(広島市こども文化科学館
アマチュア無線クラブ)が参加し、8年連続で1位となりました。
マルチバンドは3年連続でJK2XXKが1位となりました。
3年連続10万点達成は逃しましたが2位以下に大差をつけました。
2位・3位はJK1QAYとJG1CFOが共に7万点台のハイスコアーで入りました。
1.9MHzは7M4CLFが2年連続3回目の1位となりました。
スコアーも素晴らしく
2002年にJG6MDS/3がマークしたレコードには僅かに及びませんでしたが、
昨年自らがマークした歴代2位のスコアーを更新しました。
2位のJA4GWE、3位のJH0NEC、4位のJR1MEG/1までが2,000点を超えており
県内局同様今年の1.9MHzはハイレベルな争いでした。
3.5MHzはJQ1TIVが歴代レコードを更新して初制覇しました。
2位の7L1FFH、3位のJP6NWRは6,000点台をマークしていますが
1位のJQ1TIVには大きく引き離されています。
7MHzはJF3IYW/3が昨年の覇者JF3BFSを抑えて
2009年以来2回目の1位となりました。スコアーも素晴らしく
2011年に7L4MDM/1がマークした県外歴代レコードを更新しました。
2位のJF3BFSも歴代レコードを更新しての2位と非常にハイレベルな争いでした。
また、3位のJP1LRT、4位のJM1NKTまでが200QSO・10,000点を超えており
これまでで最もハイレベルな年となりました。
14MHzはJK8PBOが初制覇しました。
JK8PBOは昨年が2位、その前が3位と確実に順位を上げて来ています。
上位は8エリアが占めています。5位のJH6QILはQSO数では最も多かったのですが
8エリア勢に対し県内局のQSO数差で入賞を逃しています。
21MHzはJS1IFKが初制覇しました。
2位のJR3AAZはJS1IFKと県内局のQSO数は同じでしたが
その他のQSO数で下回り連覇を逃しています。
28MHzはJA3QOSが2014年に自らがマークした
県外レコードを僅かに更新して2年振り2回目の1位となりました。
50MHzはJR5BUB/5が3年連続6回目の1位となりました。
JR5BUB/5は2010年-2012年にも3連覇を達成しており
来年は自身初の4連覇への挑戦です。
144MHzはJO4DFX/4が、
430MHzはJM1FTS/4が共に初制覇しました。
1200MHz&UpはJA4RFD/4が3年連続6回目の1位となりました。
今年は2400・5600MHzでもQSOしており
今後共幅広いバンドへの挑戦を期待したいと思います。
マルチオペはJK2EIJ/0が初制覇しました。
常連のJI1YUAは2位に終わっています。
SWLはJA1-22825が6年連続6回目の1位となりました。